これまではCDを購入したりあるいは音楽データをダウンロードして音楽を再生していましたが、2015年中頃から盛んになりはじめたのが、「音楽ストリーミングサービス」です。
このストリーミングサービスというのは月額料金を払うだけで、登録されている膨大な数の音楽が聴き放題になるというものです。
この記事ではストリーミングサービスを行っている各サイト・アプリをまとめて比較します。
- 音楽ストリーミングサービスまとめ
音楽ストリーミングサービスまとめ
※画像は各サイトから(以下同様)
まずこのサービスがどのようなものか説明します。
ストリーミングサービスの特徴
”ストリーミング”というのは、音楽を従来のように”ダウンロード、保存再生”して聴くのではなく、音楽データを”受信しながら再生”することです。
月額料金(およそ千円程)を支払うことによって、各サービスに登録された楽曲を自由に聴くことができます。
また、各サービスは30~90日間ほどの無料期間があり、実際にサービスを試すことができます。
このような配信形態のためネットワーク環境がないと音楽を受信することができませんが、事前に楽曲をダウンロードしておいてインターネットのないところでも音楽を再生できる「オフライン再生」というものもあります。
ネットワークを使用するために、ユーザーの再生履歴からおすすめの曲が示されたり、他のユーザーが作ったプレイリストを聴くという、今までになかった鑑賞スタイルがうまれています。
以下は実際にサービスを紹介します。
Apple Music(アップルミュージック)
Appleが提供するサービス
- iTunesを使って利用
- 登録楽曲は全世界で3000万曲以上(日本のものは数百万曲)
- 再生ビットレート(音質)はiTunes Storeと同じ256kbps
- 料金は月額980円で、最大6人で利用できるファミリープランは月額1480円
- 学生割引あり月額480円
- 3ヶ月無料体験あり
Apple Musicの主な機能
For You
ユーザーの再生履歴に合わせてアルバムやプレイリストをおすすめしてくれる機能
ステーション
各ジャンルにいくつかの番組があり、好きなものをいつでも聴けるラジオ
リンク
サイト
アプリ
iPhone等などに初めからインストールされている「Music」から利用できます。
Android
Google Play Music(グーグルプレイミュージック)
Googleのサービス。日本の200以上のレコード会社と提携して提供する。
- 登録楽曲4000万曲以上
- 最大ビットレート320kbps
- 料金は月額980円、家族など最大6人で1480円
- 最初の30日間は無料
Google Play Musicの主な機能
レコメンド機能
Apple MusicのFor Youのようにユーザーの好みを分析して曲をおすすめしてくれます。
音楽のアップロード
パソコンに入っている音楽データを最大50,000曲アップロードでき、それを他の端末でストリーミング再生できます。
リンク
サイト
アプリ
iPhone/iPad
Android
LINE MUSIC(ラインミュージック)
LINE、エイベックス・デジタル、ソニー・ミュージックエンタテインメントが提供するサービス。
- 登録楽曲は1800万曲以上
- ビットレートは320kbps
- ベーシックプラン(30日間で20時間再生可能)が500円(学割300円)
- プレミアムプラン(無制限30日間有効)960円(学割600円)
- 1ヶ月無料で全機能使用可能
LINE MUSICの主な機能
着信音の設定
好きな曲をLINEの無料通話の着信音に設定できます。
音楽の共有機能
お気に入りの曲やプレイリストを友だちと共有でき、受け取った曲はLINEのトーク画面から聴くことができます。
TwitterやFacebookへのシェアも可能。
リンク
サイト
アプリ
iPhone/iPad
Android
AWA(アワ)
IT企業サイバーエージェントがプラットフォームを、エイベックス・デジタルが楽曲を提供するサービス。
- 登録楽曲3000万曲以上
- 最大ビットレート320kbps
- 月額料金はStandard(スタンダート)で960円
- 初めて利用の場合は30日間の無料トライアル期間あり
Free(無料)プランがある。
AWAは無料プランでも広告等なしで利用することができます。
ただし、スタンダードプランと比べると一部の機能が制限されます。
制限される機能は
- フル尺再生
- オフライン再生
- 再生時間(月20時間まで)
です。
リンク
サイト
アプリ
iPhone/iPad
Android
ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール
ベルリンフィルのアーカイブ映像を再生したり、ライブ中継がみられるクラシックファンには嬉しいサービス。
- 毎シーズン40回以上のハイビジョン・ライブ中継
- 過去50年間に収録された数百本(300以上)のアーカイブ映像の再生
- インタビューやドキュメンタリーも配信
- 映像は最大2.5Mbpsのハイビジョン
- 最大ビットレート256kbps
- 料金は7日チケットが9.90ユーロ、30日チケットが19.90ユーロ、定期視聴契約(30日ごとの更新)が14.90ユーロ、12ヶ月チケットが149.00ユーロ
- U35の学割・音楽教師割あり
- 無料お試し視聴あり(ラトルのベートーヴェン4&7)
リンク
サイト
アプリ
iPhone/iPad
Android
サービスを図で比較
Apple、Google、LINE、AWAのサービスをわかりやすいように図で示します。
※LINEのオフライン再生は500曲までです。
AppleやGoogleのようにアップロードの機能があると、アップロードした曲をスマートフォン等他の端末でストリーミング再生できますから、スマートフォンなどに音楽を保存しておく必要がなくなります。
LINEはSNSならではの機能があって面白いですね。
AWAは制限はあるものの無料で使えるという他にないサービスがあります。
おわりに
月に千円ほどで膨大な数の曲を自由に聴けるというのは少し前まで考えられないことでしたが、ネット文化はこれからますます音楽のありかたをかえていくのでしょう。
この記事に載せた機能や料金のことは全てを網羅しているわけではないので、詳しくはサイトで確認してください。
また、載せた情報は誤りのないように、最新の情報になるように注意しましたが、もし間違いがあれば知らせてくださるとありがたいです。
大変勉強になりました~~
ありがとうございました。
月額なら、Appleはいいですね。
今はSpotifyを使っていますが、Appleに変更した方がいいのかずっと迷っています。