どうも肌の弱いAnorakです。
[kanre2 postid=”54″]この記事に書いた通り、僕はふだんシャボン玉石けんを使っています。
というか洗剤はシャボン玉石けんしか使っていません。
それは僕が人体と環境とを健全に保つように努めていることもありますが、そもそも肌が弱いという理由もあります。
今は完全に直りましたが、幼児のころアトピー性皮膚炎でした。
母も肌が弱いですからそういう体質なんでしょう、安物を使うとすぐに肌が荒れたり、かゆみがでたりします。
本物の純石けんには天然のグリセリンが含まれているので、たぶん皆さんが想像するような石けんを使ったあとのギシギシした感じ(脂がすべて落とされたような)はないのですが、これから秋冬になるとどうしても肌が乾燥してきます。
僕は体からでる油脂を洗剤で落として、そこにまたクリームやオイル(つまり油脂)を塗りこむというのは無駄な行程があると思っていて、なるべくなら避けたいのですが、悲しいかな、現代という病的な時代に生まれた時点でもうだめなんでしょうね。
僕の身体能力だけではコンクリートジャングルを生きていけないようです。
「黒ばら 純椿油」をレビュー
そういうわけで何か肌の保湿保護のために使える自然物に近いものがないか探していました。
椿油が鬢付油として古くから使われていたのを知っていたので、試しに買ってみたのが黒ばら本舗の純椿油でした。
随分前に買って、それをずっと使っていたのですが、使い切ってしまったので、新しいのを買いました。
というわけで今回はこれを紹介します。
開封
外箱
中はさらにボール紙がはいって瓶を保護しています。
蓋はプラスチック製ですが、本体はガラスです。
説明書が同封されています。
見えづらいですが、瓶に商品名などがはいっています。
蓋を空けるとこんな具合
使用法
よく使われるようなヘア・ハンドクリームなどと違って油100%なのでやや使い方にコツがいります。
そのまま塗ってもいいのですが、やや油っぽい感じがします。
同封の説明書にも書いてありますが、僕が使ってわかったコツは
肌が湿っている時に使うこと。
つまり風呂上りが一番のタイミングです。
わかりにくいですが、手のひらに油を載せています。
一度に使うのはこのくらいの量(数滴)で充分です。
椿油というと髪につけるイメージが強いですが、肌につけても問題ありません。
僕は主に髪、顔、手に使っています。
黒ばら 純椿油のいいところ
以下は箱或は黒ばら本舗のサイト(http://www.kurobara.co.jp/)の表記、または僕が独自に調べてわかったことをもとに評価を書いていきます。
天然の椿油100%(無添加)であること
黒ばら 純椿油の全成分表示は「カメリア種子油」のみ
カメリアとは椿のこと。
つまり保存料などがはいっていない無添加であることを表します。
品によってはもちろん混ぜ物がはいっていることがありますから、これは評価できます。
椿油は酸化しにくいので保存料がはいっていなくても常温で保存ができます。
生搾りであること
植物から油をとるには様々な方法があるようですが、食用・非食用問わず安価な油の多くはその過程で高温の加熱処理をするようです。
そうすると、もとは含まれていない飽和脂肪酸(トランス型脂肪酸)が発生します。
これを多く含む食品としてはマーガリンやショートニングがありますが、実はこれらの植物油脂を加工してつくる食材は今欧米では販売禁止になっています。
(飽和脂肪酸は心臓病や癌などの原因になりうることが知られています。)
マーガリンやショートニングは口にするものですから、主に肌につける椿油とは話が違いますが、本来液状の植物油(不飽和脂肪酸)を硬化させたもので、形状も固体にちかくなり性質がかなり変わります。
サイトによると飽和脂肪酸を含まないほうが浸透性に優れているといいます。
また椿油の特性を利用するのであれば自然に近い形で使うほうがよいでしょう。
安価であること
上の画像で紹介した商品は72mlで約1000円
一般の化粧品と比べれば相当安価です。
また一度に使う量が少ないのでかなり長い間持ちます。(ただ自然のものなので半年くらいで使うのがよいとサイトにはある。)
ついでに書いておきますが、小瓶もあります。
アマゾンではなぜか上の72mlのほうはAmazon PrimeまたはAmazonフレッシュに加入していないと買えないことになっているので、試すにはこちらの小瓶がいいかもしれません。
まあプライム・フレッシュを無料体験するついでにってのでもいいかもしれませんが
黒ばら 純椿油のよくないところ
調べると不安要素もあります。
椿の産地が不明
「国産」というのは商品を売る上で大きな効果があるので、国産の原材料を使っているものには国産表記がほぼあります。(必ずあるといってもいいかもしれない)
逆に国産表記がないということはほとんどの場合国産ではないということを表します。
黒ばら 純椿油には国産の文字はありません。
「MADE IN JAPAN」の表記はありますから国内製造ではあるんでしょうが、原材料地は不明です。
調べてみると国産のものを使っていない椿油は、多くが中国、あるいは朝鮮半島の輸入品を使っているようです。
その場合、日本でいう椿(ヤブツバキ)とは別種のユチャなどが使われることが多いようです。
黒ばら本舗のサイトを見るとちょっと怪しい書き方をしています。
ただ読むと国産の椿を使っていると思ってしまう人があるかもしれません。
椿油(英名/カメリアオイル:camellia oil)とは、ツバキ属ツバキ科に属する各種のツバキの種子から採取される油の総称で表示はカメリア種子油になります。
日本で椿の代表といえば、「ヤブツバキ」。
これはサイトからの引用です。
椿油という(表記)は「各種のツバキの種子から採取される油の総称」というわけです。
僕が直接問い合わせたわけではないので、誤りがあるかもしれませんが、調べたところによると国産と輸入品を混ぜて製造しているようです。
意味のあいまいなオーガニック表記
上の写真をみるとわかりますが、「オーガニック」の文字があります。
オーガニックの表記はかなりあいまいなところがあって、日本では食品のように第三機関による認定(有機JAS認定)がありません。
黒ばら 純椿油は無添加で天然の椿油100%といういみでオーガニックの表記をしているのでしょうが、その椿油の生産がどのようなものかはわかりません。
おそらく食品でいう無農薬や、無化学肥料という基準は満たしていないだろうと思われます。
ただしこれは黒ばらに限らず、日本のオーガニック化粧品全体の問題のようです。
たれやすい
ガラス製の瓶で、姿がかわいらしいというのはいいのですが、
使うとき油が瓶を伝ってたれてしまいます。
手のひらに注ぎ口をつけて出すと、たれるのを防ぐことはできますが、衛生上あまりよろしくはないだろうと思われます。
また鞄などにいれて持ち運ぶときは漏れやすいので注意する必要があります。
もうすこし瓶のくちに工夫があればいいなあと使っていて思います。
まとめ
以上黒ばら 純椿油のレビューでした。
椿油といいながら、日本でいう椿ではない、またおそらく中国などの輸入品を使っているというのはきくとちょっと身構えてしまいますが、
中国製品だからといってすべてが悪いというわけではありませんからまあ冷静に考える必要があります。(それにしても中国の農産物というのは気をつける必要がありましょうが)
産地不明・生産方法不明という点は大きな不安要素ではありますが、無添加・生搾りというのは大きな長所です。
僕は上に書いたとおり、これまで使用してきましたが、(今のところ)特に問題もないので、安価なものとしては十分評価できる商品ではないかと思います。
もちろん純国産、また本当の意味でのオーガニックの商品に比べると劣るところがあるかもしれません。
目下はこれを使いながら、よりよいものはないか探してみようと思います。
またいいものがあったら紹介します。
では今回はこのへんで、さようなら。
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