最近エレベーターに乗っていて思う匂いの話

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このところ書いていたように僕は最近引越して、今一戸建てではなくマンションとかいう集合住宅に住んでいる。

この寓居がすこし高い位置にあるものだから、毎日何度かエレベーターに乗る。

いま思ったが、今度一度歩いて登ってみよう。

 

それでそのエレベーターの話。

朝でも昼でも夜でも、そのエレベーターに乗ると毎度違う匂いがする。

これが本当にはっきりわかるくらい別々の様々の匂い。

まあ衣服についた香料の匂いとか、あるいは香水の匂いだと思う。

 

僕はこれまでももちろんエレベーターに何度も乗ったことがあるし、前マンションに住んでいた時にもエレベーターを使っていた。

でもその時はここまで強く匂いを感じたことはなかった。

それにはたぶんふたつ理由がある。

僕の住んでいるところはなかなかに大きい建物にかかわらずエレベーターがひとつしかなく、皆がそのひとつのエレベーターに乗る。それに匂いというのは、これは僕の偏見ももしかするとあるかもしれないが、女性のほうが気にするもので、このマンションにはどうやら若い女性が比較的多いようだから、衣類の柔軟剤や香水を強く使う人が多いのだと思う。

もうひとつは僕が衣類を純石鹼で洗っていること。

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2017年8月4日

石鹼についてはこの記事で紹介した通り。

昔ながらの方法で作った石鹼にはグリセリンが含まれているので、洗ってそのまま干すだけで柔らかく仕上がる。

化学合成された石鹼であらうとひどくきしむので、石鹼を使うと衣服がかたくきしむとか、肌がつっぱるというような印象を持っている人が多いだろうけれど、釜炊き製法でつくった石鹼というのはそういうものではない。

それでいわゆる柔軟剤というのは使う必要がないので使わない。

ふつうこの柔軟剤というものに合成香料が含まれているが、これを使わない僕の衣類はその匂いがない。あるとすれば石鹼の匂いである。

この石鹼の匂いというのは、

そう今思い出したが、子供の頃身の回りにあったものものには○○の香りという香り付きのものが多かったが、例えばペンとか消しゴムとか、そういうものに石鹼の香りというのがあった。

こういう石鹼の香りというのは合成石鹼に含まれている合成香料の香りであって、純石鹼の香りではない。純石鹼の香りというのはあんなに強いものではなくて、もっと素朴な脂っぽいものである。

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2017年10月31日

この記事で紹介したように僕もバームなど、天然由来の香料が含まれたものを身体に塗りたくったりすることはあるが、とにかく天然の香料というのは柔軟剤の香りのように強烈なものはほとんどない。匂いの強さというよりは質の違いだろうが。

 

で、そういうものを身につけていると、匂いというものに非常に敏感になる。

たまに柔軟剤で仕上げた衣服を着ると本当に強烈な匂いがして気持ち悪いくらい。

常に強烈な匂いを身に纏っているとどうも鼻の感覚というのはそれに合わせてにぶくなるものらしい。

 

話しを戻すが、その状態の僕がエレベーターに乗ると、洗剤だか柔軟剤だか香水だかの強烈な匂いを凄く感じる。

この世にはいろんな匂いがあるもんだなあ

と毎度思うのであるが、考えてみると密室とはいえ、一人の人がエレベーターに乗っているのは一度につきせいぜい数十秒だろうに、全くその匂いに籠が満たされるのは面白い。

空気中に漂う分子だか化合物だか、粒子が、呼吸の際に鼻の嗅覚細胞に触れて匂いを感じるのか、僕は”にほふ”ということの仕組みをよく知らないが、とにかくある人から発せられた匂いのもとがエレベーターの籠に充満する。

におうというのにどのくらいの匂いのもとが必要なのか、たった数十秒の間にはっきりと感じられるくらいの量の粒子を発しているというのは驚くべきことである。

エレベーターの中だから特に匂いが発散せずにとどまっているだけで、この様子だと人というのは一日中匂いのもとを大量に発散しながら生きているらしい。

春日照らす街中を歩く人も、目には見えないが、匂いのもとを瞬間しゅんかん大量にまき散らしながら歩いているのだ。

という僕もきっと今この瞬間脂臭いにおいをまき散らしている。

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