前にこの記事で簡単に作られるブックカバーを紹介しましたが、
今回はもうちょっと手の込んだカバーを紹介します。
留め具付ブックカバーの作り方
前回紹介したものは本の表、裏表紙と背を保護するものでしたが、今回のものは留め具付です。
留め具によって本が開かないようにできること、小口まで覆われるのがこのカバーの良いところです。
完成図はこのようになります。
※小口等本の部分の名称がわからない方は以下を参照してください。
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紙の大きさ
今回もまた文庫本に合わせて作ります。
このカバーは前回つくったものより大きい紙が必要です。
写真はB4サイズの紙。文庫本だとB4がちょうどよいです。
1、本の高さに合わせて折る
ここまでは前回の手順と同じです。
※細かなところは前回の記事を参照下さい。
2、表を上に紙を合わせる
上下同じ長さがはみ出るようにしてください。
紙が小さい場合は下を長くすると上手くいきます。
3、表紙の端に合わせて折る
上にも書いたとおりどちらかというと下側が長い方がよいので、やや短めに折るといいかもしれません。
(↓の赤線が短めになるように)
4、一旦開く
これは開いてそのまま、つまり本が当たっていた面が表の状態です。
裏返します。
結果的には別に裏返さないでもよいのですが、わかりやすくするためです。
5、折り目に合わせて折る
わかりやすいように黒線を引きました。この真ん中の所で折ります。
↓この様に
さらに折り目の所で折ります。
6、裏返して、もとのように折る
この様になります。
ここに”おもて”表紙を挿しこみます。
これで表側の留め具は完成です。
7、カバーの裏表紙側を端に合わせて折る
いま裏表紙が上にきています。
↓赤で示したところ、本の幅より少し長くなるように折ると上手くいきます。
8、折った部分を表側に持ってきてかぶせる
↓ここにも折り目をつけるとよいです。
9、表の留め具に合わせて折る
これを挿しこむので表の留め具(袋部分)より長めに折ります。
10、開いて裏表紙の中程にあたるところに切れ目をいれる
この(以下の)過程は省けますが、あったほうがよいと思われます。
切れ目の所で開いて、”袋”に合わせた折り目に合わせて折ります。
もとのように折って、切れ目に裏表紙を挿しこみます。
11、先に折った箇所に合わせて角を三角に折る
さらにそれを内側に折り込みます。
↓左の様にして→右の様にします(画像頼り)
こうすることで挿しこみやすくなります。
12、完成!
袋に挿しこめば頑丈にとじられます。
完成図1
完成図2
留めておけば小口を含めて本全体を覆えるので鞄等に入れても本を傷めません。
また、前回紹介したカバーだと本が開いてしまうため、縦にしか入れられませんが、このカバーは留めておけるので、横向きに入れることができます。
これが結構便利です。
本を読むときは、留め具を裏表紙に挟んでおけば邪魔になりません。
終りに
なんか写真が全体的に暗いですね。
加工すればよかったんですが、面倒でパソコンの不具合で出来ませんでした。
実はこのカバーは僕が考えたものです。
小さいころから熱心に折り紙をしていたのが、意外なところで訳にたちました。(相当熱心にやっていた)
折り紙の技を駆使すればもっとよくできましょうが、 あんまりやると難しくなるので、この位がよいところでしょう。
この折り方も天地はむき出しになっています。
これを覆うとなるともうひと手間いるのですが、それはまた次に紹介しましょう。(いつになるのか・・・笑)
いつも誰の役に立つのかようわからない記事を書いているこのブログですが、たまにはこういう役に立つ記事もよいと思って、書いてみました。
え、役に立ちますよね?
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