2016年5月4日投稿 2017年1月27日更新
前に↑の記事で書いた通り、僕はアリスのファンなのですが、
最近はテニエルのものだけでなく、世界中で新たな挿絵が書かれたり、絵本になったりしているようです。
今回はその中から面白いと思われるものをいくつか選びました。
”新装”不思議のアリス5選
1、メアリー・ブレア画「ふしぎの国のアリス」
ディズニー版「不思議の国のアリス」のコンセプト・アートを描いたメアリー・ブレアが絵を書いた絵本。
2、作場知生(ともみ)絵 「不思議の国のアリス」「よみきかせ ふしぎのくにのアリス」
画家の作場知生による挿絵が入ったもので、よみきかせのほうは「The Nursery Alice」という本の翻訳。
つまり上は原作の翻訳で、よみきかせのほうが絵本というのに近いです。
最近の絵は派手なものが多いですが、落ち着いていて心地がよい。
3、草間弥生挿画 「不思議の国のアリス」
帯の顔面のインパクトが強いが、画はよいと思われます笑
中の挿絵、どこかで見たことがある作風だなあと思ったら、香川の美術館にある「南瓜」という造形物が草間弥生さんの作品でした。
最近文化勲章を貰いましたね。
4、シュヴァンクマイエル画 「不思議の国のアリス」
ちょっと不気味な挿絵の入ったアリス。
シュヴァンクマイエルはチェコの超現実主義のアニメーション・映像作家。
この人の作風を真似た作品はかなり多いように思われます。
5、山本容子絵 「アリス! 絵で読み解くふたつのワンダーランド」
講談社の青い鳥文庫の新装版の挿絵を描いた山本容子さんの本。
山本容子さんはアリスを長年テーマにしているそうです。
文より版画がメインという感じ。
青い鳥文庫の新装版↓
6、トーベ・ヤンソン絵 「不思議の国のアリス」
この記事で書いた通り僕はムーミンのファンでもあるわけですが、
なんと「ヤンソン絵のアリス」という面白いものがあります。
表紙をみてもらえばわかりますが、ヤンソンワールド全開です。
またアリスはルイス・キャロルの「スナーク狩り」という作品にも挿絵を描いています。
気に入ったものはありましたか?
アリスの挿絵はまだまだ種類があります。
原作につけられたものだと金子國義さんのもの(新潮)なんかは面白いと思います。
原作を読んだことがないかたは是非原作を読んでみてください。
原作については一番上に貼った記事を参照ください。
コメントを残す