あーみなさん、こんにちは
当ブログのきつねの面の中の人です
初めまして、どうぞよろしく
ええと、これまで一カ月毎日記事投稿してきましたけれど、ブログ初めてなので、とにかく毎日投稿という、これまた例の如しですけれども、そういう目標をとりあえず達成せようとひたすらやってきたわけです。
本日もお日柄のよいことで
それになんとなく、僕がどういう人物か知られるのが気まずいんで、なるべく素性がもれないようにしていたんですが、一か月やってみてこれじゃあブログの意味がないというか、効果がないというか、そんな風に感ぜられたので、ちょっとここらでご挨拶しようと思っての”初めまして”です。
なんか今までの記事の中の口調が定まらないですけれど、中の人はひとりです。
僕は明治から昭和初期のものを読むのが好きでして、何か説明するような時は”ですます”より”であります”とかそういう口調の方が活きがよくて好きなのですが、やっぱり今にはあわないですかね。
仮名遣いや漢字も古い書き方のほうが断然好きなのですが、まあこの話はし始めたらきりがありませんし、暴漢にからまれそうなのでよしておきます。
今まで色々と記事を書いてきましたが、読んでくださった方々ありがとうございます。
クラシック音楽は日本ではやはりマイナーなものですから、読んでくれる人はいるのか知ら、などと思っていましたが、まあ実際そんなに多くないですが、スターやらコメントやらブクマやらいただき感嘆たる思いであります。
僕自身別にクラシック音楽を無理に日本に浸透させようなどと考えているわけでもないし、日本の古い音楽をもっと大切にしたほうがいいと、最近強く感じるのですが、やはりクラシック音楽は”音楽”としてより”文明の産物”として注目すべきものでありましょうから、そう云う意味では、それに興味をもっている人に対して、助けになることがあればよいとは思います。
「”音楽”としてより」というのは、たくさんジャンルがあるうち何故クラシック音楽なのか、という問に対する答えの一つでしょうが、18世紀から19世紀の初めにかけて、ヨーロッパは未曽有の文明を開花させることになったわけです。
別に音楽に限ったことではないですけれど、クラシック音楽はその一部をなしています。
文学や哲学をみるにはなんといってもまず語学が必要になってしまうわけですが、音楽は耳さえ聞こえれば準備は整っているわけですから、その辺文明理解の可能性を秘めているのではないでしょうか。
ただ実際は耳が聞こえても”準備ができている”だけで、理解には及びません。
西洋音楽にも、他のどの文化と同じく、”型”があってそれを身につけないことには理解できない。つまりは”共感”できないわけです。
機能和声の浸透していない国では、偉大なる古典音楽もただの雑音と化すわけであります。
読めない外国語が文字として認識できないように。
ここが最大の落とし穴で、音楽はなんの教養もなしに聴けるものだと考えている人には、クラシックは無用の長物になってしまうわけです。
まあ上にも書いたとおり日本人である私たちが、西洋文化に侵されて、足元が危うくなることは避けなければならないと思います。
ただ外国の文化に触れて自国の文化を意識することは古来よりあることで、昔日本人は漢文に精通することで日本語の組織について意識することになったわけです。
僕も実際英独仏に触れるようになって、より一層日本語というものに対する意識が強まった。
所謂”意識高い系”の人になったわけですね。
ここにきて漢文の必要性がより強く感じられるわけです。
結局巡り巡って同じところにでた。
歳歳年年人同じからずとはいうものの牀前に月光を看た時の感慨はそう変わるものじゃない。 いや、それが変わるなら人生の意味なんて果たしてあるでしょうか。
ちょっとそれましたが、僕はそういう人間にとって普遍のものがクラシック音楽にはあるのではないかと勘ぐっているのです。
人間としては、原野の中に狩りをして生きるのが最も望まれることだとは云えず、考える葦であるべきなのですが、自然を征服したところでなにも得られるものはありません。現代の日本の都会に、心休まる場所があるでしょうか。
極めて人間的、文明的、理路整然としていて、整備されてはいるが、決して自然的の美しさを忘れたわけではない、むしろ整備によって自然的の美しさが引き立ちうる、それが文明的芸術だと感ずるわけです。
その美しさのうちに我々は啓発されるわけです。はやりの自己の啓発がなされる。
今は音楽をわざわざ聴きに行かずともCD等の音源さえあれば、自宅で簡単に音楽が聴けるわけです。これは科学文明の賜物であると認めねばなりません。
「自宅で簡単に意識を高くして、自分を探し当て、自己を啓発することができます。」
すばらしくはありませんか。ちょっと詐欺のキャッチコピーみたいですけれども。
”簡単に”は嘘かも知れません・・・
だいたいこういうことを話すと引かれてしまうのが落ちですが、ここは匿名性を利用して堂々と意識高い系のことが言えるわけですから、問題ないでしょう。
え、これがブログですよね?
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